専用シート活用し声掛け 特殊詐欺防ごう
電子マネーをだまし取る特殊詐欺被害を水際で防ごうと、愛媛県警生活安全企画課は5日、県内のコンビニ591店舗の協力を得て、専用のシートを使って被害を受けている可能性がある来店客に声を掛ける取り組みを始めた。5日午前には松山市のコンビニで声掛け訓練を行い、店員がシートの活用方法を確認した。
シートは、有料サイトの未納料などの名目で電子マネーの支払いを求め、発行番号をメールで送るよう指示する詐欺の手口を説明し、注意を呼び掛けるもの。訓練では、20万円分の電子マネーを購入しようとした被害者役の男性警察官に、女性店員がシートを示して「詐欺の可能性があります。大丈夫ですか」などと話し掛け、警察に通報する手順を実践した。
生企課の山本充課長補佐は「サイト利用料や解約料などの支払いのために電子マネーを送らせる手口は詐欺。そのような指示をされたら県警に相談してほしい」としている。